インターナショナルスクール集中科目2017 国際都市文化論Ⅰ

イベント名文学部・文学研究科共通科目 国際都市文化論Ⅰ
開催日時2017年9月26日(火) 27日(水) 28日(木) 29日(金)

インターナショナルスクール集中科目(学部と前期博士課程の共通科目)は、国際社会や比較文化・都市をテーマとする講義を英語で聴き、内容に関するグループ討議や質疑応答を英語でおこなう授業です。異文化理解のための多角的な視点を学ぶ機会として、また英語でのディスカッションを経験するのにも最適なプログラムです。今年度は「国際都市文化論Ⅰ」として、以下の内容で開講されます。講義資料等は、当日配布します。

 

対象:学部2~4年、前期博士課程(文学部・文学研究科以外も履修可能)

前期・集中講義:2017年9月26日(火)、27日(水)、28日(木)、29日(金)2~5限(最終日のみ4限まで)

 

9月26日・27日

講師:Lai, Wei Ling(名古屋大学教養教育院准教授)

講義タイトル:How to Build a Clear and Convincing Research Idea (明晰で納得できるリサーチアイデアを構築する方法)

(1) Academic Writing and Logical Thinking

(2) Building a Clear Research Idea

(3) Developing a Convincing Support for Your Idea

(4) The Secret of Building a Logical Argument

 

9月28日・29日

講師:Langley, Raymond(大分大学福祉健康科学部准教授)

講義タイトル:Culture and Psychology(文化と心理学)

This course will explore how we can better understand human behavior, thought, and feeling by taking into account the role of culture. This perspective has become increasingly important in research in the 21st century. The influence of culture extends from the basic processes of perception to our very sense of self; therefore, one can argue that conclusions based on studies done within only one culture may not apply to other cultures. In other words, a finding that seems true for all humanity may turn out to be true only for humans of a certain culture. In this light it is remarkable that so many foundational studies in psychology were conducted with participants from only one culture, often the US. In this class, we will study the interaction between culture and psychology. We will look at topics such as how culture influences perception, independent and interdependent construals of self, the role that culture plays in attributing both success and motivation, the Sapir-Whorf hypotheses, bilingualism, and culture and cognition. Perspectives from brain sciences will be included. In addition to lectures and academic readings, I would like for the students to reflect upon and discuss their own experiences with different cultures and languages.

References:

People: Psychology from a Cultural Perspective. Matsumoto, David. Brooms/Cole, 1994

Culture and Psychology. Matsumoto, David and Juang, Linda. Australia: Wadsworth, Cengage Learning, 2013

文化心理学〈上〉心がつくる文化、文化がつくる心 (心理学の世界 専門編)、増田貴彦、山岸俊男、2010.

(1) Overview of the relationship between psychology and culture, how to define culture, why do we need to think about culture in psychology

(2) Cultural psychology research methods

(3) Culture and self-construal

(4) Culture and attribution, the fundamental attribution error, locus of control

(5) Culture, perception, and cognition

(6) The relation between language, culture, and thought: The Sapir-Whorf hypothesis

(7) Bilingualism

IS日常化プログラム第7回

イベント名トゥール・フランソワ・ラブレー大学 ヴェロニク・カステロッティ教授講演 「複言語・複文化主義と言語教育」 (Mme Véronique CASTELLOTTI Université François-Rabelais de Tours FRA)
開催日時2017年9月16日(土) 15:00 – 17:00
会場大阪市立大学 学術情報総合センター 文化交流室
主催ドイツ語フランス語圏言語文化学専修
共催インターナショナルスクール  社会学専修  言語応用学専修

IS日常化プログラム どなたでも参加できます!

日時 2017年9月16日(土) 15:00 – 17:00

会場 大阪市立大学 学術情報総合センター 文化交流室

主催 ドイツ語フランス語圏言語文化学専修

共催 インターナショナルスクール

社会学専修

言語応用学専修

使用言語 フランス語(講演、質疑応答) 日本語(逐語訳) 英語(質疑応答)

講師 トゥール・フランソワ・ラブレー大学 ヴェロニク・カステロッティ教授

講演概要 『ヨーロッパ言語共通参照枠』(CEFR)で提言され、2010年前後から日本でも着目 されてきた複言語・複文化主義 (plurilinguisme – pluriculturalisme / plurilingualism – pluriculturalism) について、その理念と背景にある歴史、社会事情を、社会言語学・ 言語教育学研究者である、カステロッティ氏に解説していただき、言語教育のあり かたについて考えます。

連絡先:インターナショナルスクール(IS)事務局

e-mail:is_office@lit.osaka-cu.ac.jp

Tel:06-6605-3114

IS日常化 2017年度41

インターナショナルスクール論文校閲・翻訳の補助について 2017

文学研究科インターナショナルスクールでは、本研究科所属の大学院生、都市文化研究センター研究員の外国語論文の執筆および公表を支援するために、以下のとおり論文の校閲・翻訳を補助することといたしましたのでお知らせいたします。

■ 1.目的

外国語で論文を執筆し研究成果を国際的に発信することは、より多くの読者を得て研究をすすめるにあたり不可欠な要件となりつつある。若手研究者、大学院生の外国語での論文執筆・発表を推進し国際的な発信それ自体を日常化するためにも、論文校閲および翻訳への助成を行う。

■ 2.支給要件

以下のような条件で外国語の校閲・翻訳を行うものに対して補助金を支給する。なお、日本語を母語としないものは、日本語の校閲・翻訳も補助対象とする。

1)補助対象となる執筆行為

 国内外の学術雑誌、書籍等への外国語論文の投稿

 各事業機関の報告書等への外国語での寄稿

 国際会議等のための外国語による発表用原稿の作成

 日本国内誌発表用論文(原文日本語)でない論文の外国語要旨の作成

 その他本運営委員会が認めたもの

2)補助上限

年間(会計年度内)一件当たり、原稿の学術的性格、語数および校閲の形態に応じて、業者使用の場合、平均的な上限が設定されている。仔細は事務局に相談のこと。

個人に翻訳を依頼する場合、おおよその目安として、英語への翻訳単価は400字1,800円、その他の外国語への翻訳は400字4,500円、外国語から外国語への翻訳は200語4,000円とする。個人に校閲を依頼する場合は、日本語は400字800円、それ以外は言語を問わず200語1,500円とする。

なお、校閲プログラム全体の予算残高に応じて複数回申請できる。

3)支給対象者

 文学研究科大学院生(休学者を除く)

 都市文化研究センター研究員

 その他各事業機関が認めたもの

■ 3.申し込み方法

以下の手続きを取ること。

1)業者に校閲・翻訳を依頼する前に以下の資料を用意し、必要な手続きについて問い合わせをしておくこと。確認後事務局に提出のこと。メール可(但し、事務局より受信連絡がない場合は事務局まで確認すること)。

 校閲・翻訳を依頼する予定の論文(コピー可)

 校閲・翻訳業者の出した「見積書」

 校閲・翻訳業者の資料。校閲・翻訳会社のホームページの案内、翻訳・校閲代金(スタンダード)を記したページを含めること。

 個人に依頼する場合は校閲・翻訳担当者の「履歴書」(様式を問わない)

 論文校閲・翻訳補助申請書 ( 2017 shinseisho ←こちらをダウンロードしてください)

2)校閲・翻訳業者は大阪市立大学に振込先口座登録(旧債権者登録)しているものとする。そうでない場合は登録を依頼する。詳細については事務局に問い合わせること。

3)校閲・翻訳後に提出する資料については採択決定後に事務局よりお知らせします。

■ 4.募集時期

随時。ただし「校閲・翻訳の完了」と「請求書等の提出」が2018年2月20日までに行えるものであること。

■ 5.選考・決定

選考・決定はインターナショナル・スクール運営委員会で行う。

■ 6.備考

 校閲・翻訳(業)者との取引については各自の責任の下に行うものとする。

 本規定の内容は執行の状況に応じて運営委員会の議を経て変更する場合がある。

【問い合わせ先】

 インターナショナルスクール(IS) 大阪市立大学大学院文学研究科 インターナショナルスクール事務局(文学部棟2階・201・情報編集室内)

 Tel: 06-6605-3114

 e-mail: is_office@lit.osaka-cu.ac.jp

 https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/IS/ja/support-for-junior-researchers/translation

2017年度 インターナショナルスクール海外渡航支援

インターナショナルスクール(IS)では、国際学会での発表、または海外での調査のために海外渡航を予定している大学院生およびUCRC研究員に対して、渡航費の助成を行います。

締め切りは、2017年7月26日(水)16時です。

詳しい内容は、2017is_tokou_shienをご覧ください。

IS日常化プログラム:ジェラール・ノワリエル教授講演会 「フランスという坩堝は今」

イベント名ジェラール・ノワリエル教授 講演会 「フランスという坩堝は今」
開催日時2017年6月16日(金)18:30〜21:00
会場大阪市立大学文化交流センター
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2-600
       大阪駅前第2ビル6階 (Tel 06-6344-5425)
主催大阪市立大学文学研究科社会学教室・フランス語圏言語文化学教室
共催共催:大阪市立大学IS日常化セミナー、日仏会館フランス事務所、「戦争、難民、記憶のポリティクス」研究会、現代フランス語圏研究会  後援:国際高麗学会日本支部

今回のフランス大統領選における争点の一つに移民問題があった。その背景に、2015年欧州移民危機と呼ばれた中東地域やアフリカ大陸からEUへの移民の動きがあることはいうまでもない。しかし、フランスの歴史だけを顧みても、移民は昨今の問題ではない。ただ、国家史の外部に放擲されてきたに過ぎない。ノワリエル氏は、故郷喪失、外国人嫌い、統合・同化などを軸としたきわめて多くの論点を通して、移民現象をフランスの歴史の中に置き直そうと試みてきた稀有なる研究者である。このたび、ノワリエル氏を迎え、移民の歴史をふまえて坩堝としてのフランスの今を論じていただく。今回、日本と朝鮮半島における移動の歴史と現状に詳しい文京洙氏にコメンテーターを依頼し、東アジアの今後を展望しつつ流動化する世界について議論を深める。

<講師>
ジェラール・ノワリエル(EHESS教授)
1950年生まれ。現在、フランス社会科学高等研究院教授。フランスにおける移民史研究のパイオニア的存在であり、著書『歴史学の<危機>』(木澤社、1997年)と『フランスという坩堝(るつぼ)』(法政大学出版会、2015年)は日本でも高い評価を受ける。2009年頃から道化師ショコラの研究を開始し、研究者と芸術家が協力して文化促進をめざす非営利団体DAJAを立ち上げる。ショコラに関する演劇型講演の企画や、演出家マルセル・ボゾネの舞台『ニグロ道化師ショコラ』の脚本執筆を手がけてきた。映画にもなった原作は、日本で翻訳刊行された。書名は、『歴史から消し去られたある黒人芸人の数奇な生涯 ショコラ』(集英社、2017)など。

<コメンテーター>
文京洙(立命館大学教授)
1950年東京生まれ。立命館大学国際関係学部教授。専攻は政治学、韓国現代史。著書に『済州島現代史―公共圏の死滅と再生』(新幹社、2005)、『済州島四・三事件―「島のくに」の死と再生の物語』(平凡社、2008)、『新・韓国現代史』(岩波新書、2005)、共著書に『在日朝鮮人 歴史と現在』(岩波新書、2015)など。

2017年度 日常化プログラム 40

ISライティングセミナー実践編2016

インターナショナルスクールでは、日本医科大学の崎村耕二先生をお迎えして、

「英語論文ライティングセミナー 実践編」を開催いたします。
大阪市立大学に在籍するポスドク研究員や大学院生の他、教員も対象としておりますので、
奮ってご参加ください。

※事前申し込みは必要ありません。

日時:2017年3月10日(金)13:00-17:15

場所:学術情報総合センター1階 文化交流室

講師:崎村耕二先生(日本医科大学)

詳細はこちらをご覧ください → ライティングセミナーチラシ

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